目次
1. 山内杜氏組合と酒造講習会
2. 酒造講習会とは
3. 自醸酒鑑評会 山内杜氏OB会長賞受賞
4.山内杜氏組合 自醸酒鑑評会とは
多くの蔵元では5月になると酒造りも終わり、蔵の隅々までの清掃や機械のメンテナンスなどが始まり、酒造りのオフシーズンとなります。お盆前の時期、山内杜氏組合主催の酒造講習会が秋田県横手市で開催されます。県内外の酒造りに係る多くの人々が一同に集まり酒造りを学びます。
杜氏とは、酒蔵の現場の最高責任者で、技術面はもとより、蔵内の統制・管理・判断能力に優れた蔵人の長です。山内杜氏組合は、1922(大正11年)に秋田県山内村(現 秋田県横手市山内)で山内杜氏養成組合として設立されました。今年で山内杜氏組合は設立103年、酒造講習会は第95回と歴史のある酒造講習会です。
≪令和4年7月22日 山内杜氏組合100風年記念式典≫
令和7年の山内杜氏酒造講習会は、7月23日(水)から25日(金)の3日間、横手セントラルホテルで開催されました。受講者は特科と研究科と杜氏科に分かれ、醸造学や酒税法を学び、さらに自醸酒鑑評会、杜氏試験、酒屋唄の稽古など盛りだくさんの内容です。最終日には全員テストもあるので受講者は真剣そのものです。
≪令和7年 山内杜氏組合酒造講習会開講式≫
山内杜氏組合自醸酒鑑評会は、組合員の蔵元の吟醸酒が出品され、令和7年7月3日(木)に審査が行われ、講習会の最終日に結果が発表されました。
今年は22の蔵元から60点が出品され、審査の結果、弊社爛漫は3位と高成績を収め、【山内杜氏組合OB会長賞】が授与されました。
本年度は、春の全国新酒鑑評会にて金賞を収め、これで2冠に輝きました。この後、秋の秋田県清酒品評会、東北清酒鑑評会と3冠、4冠を目指して参ります。
≪山内杜氏OB会長賞 受賞≫
大正11年(1922年)に、杜氏の養成と技術の向上を図り、さらに蔵人を円滑に確保、供給することを目的に「山内杜氏養成組合」が設立されました。
戦時中の事業中止を経て、昭和24年(1949年)に「山内村杜氏組合」として再発足、さらに昭和34年(1959年)に「山内杜氏組合」に改称し、時代に応じた人材の育成と技術向上に取り組み、現在に至っております。
2022年に設立100周年を迎えました。
毎年、7月末から8月初旬にかけ酒造技術の向上を目的に【山内杜氏組合主催 酒造講習会】が開催されています。
今年は7月23~25日の3日間開催されました。
この【山内杜氏組合 酒造講習会】に併せて【自醸酒鑑評会】が行なわれます。
今年は、秋田県内の22蔵より60点の大吟醸酒、純米大吟醸酒が出品され、審査が行なわれました。
順位により、1位には横手市長賞と醸造試験場長賞の称号が与えられます。
2位には秋田県酒造組合会長賞、3位には山内杜氏組合OB会長賞、4位には山内杜氏組合長賞が与えられます。5位~8位までは山内杜氏組合優等賞の称号が与えられます。
今年の【自醸酒鑑評会】では見事、山内杜氏組合OB会長賞の称号を頂くことが出来ました。