目次
1. 秋田県清酒品評会とは
2. 結果発表
3. 製造技術者きき酒会
秋田県では、秋田県酒造組合主催で、春の清酒鑑評会と秋の清酒品評会が開催されます。令和7年10月21日、秋の清酒品評会の表彰式があり美酒爛漫の弊社が「県産米の部」と「吟醸酒の部」の両方で優等賞に輝きました。
秋田県では、“県産清酒の酒造技術の向上と嗜好の多様化に即応する高級清酒の開発と品質向上を目的”として年2回の清酒の審査が行われます。春の清酒鑑評会は、主に全国新酒鑑評会を見据えた審査会であり賞はありませんが、秋の清酒品評会では、褒章として県産米の部上位3工場と吟醸酒の部上位6工場に「知事賞」、県産米の部と吟醸酒の部の両首席杜氏には「場長賞」、知事賞を除く2審以上の工場には「優等賞」が授与されます。
品評会のきき酒審査は、令和7年9月11日~12日の2日間に行われ、県内26蔵から県産米の部43点、吟醸酒の部46点の計89点が出品され、15名で審査されました。
弊社爛漫は、県産米の部に自社田栽培の精米歩合40%の「百田(ひゃくでん)」を、吟醸酒の部にも自社田栽培の精米歩合35%の「百田」を出品しました。 令和7年10月21日に審査結果が発表され、両部門も知事賞にはわずかに及びませんでしたが、優等賞を受賞することができ、自社田米「百田」の優秀さと醸造技術の高さを証明することができました。

秋田県産米の部 優等賞

吟醸酒の部 優等賞
令和7年10月21日、品評会のきき酒会が行われました。審査では、蔵元を明らかにしないできき酒の審査を行いますが、きき酒会は県産米の部43点と吟醸酒の部46点の出品酒の蔵元名と受賞を明示しています。
各蔵元の杜氏や蔵人が真剣にきき酒をして、受賞した蔵では酒質を再確認し、惜しくも受賞できなかった蔵は来年度に向けての課題を見つけていきます。
年々、出品酒の品質のレベルは高くなっていて、受賞にもれた蔵元でもその差はわずかだったと感じました。


清酒製造技術者 きき酒会
品評会の結果発表やきき酒会では明暗が分かれます。受賞した蔵元は、造りが間違っていなかったと笑顔になり、残念だった蔵元は次期の造りに意欲が高まります。このように、鑑評会・品評会を通じて、秋田県の清酒の技術の向上と品質のレベルアップがミャクミャクと続いているのです。