愛飲家の皆様、蔵元の搾ったばかりの出来たての日本酒の味はご存じでしょうか?
今回は、蔵元でしか味わえなかった“しぼりたて”の美味しさをそのまま封じ込めたお酒がいつでもどこでも楽しめる商品、爛漫「FLOZEN」フローズンについてお話しします。
目次
1.はじめに
2.爛漫「FLOZEN」フローズンとは
3.爛漫「FLOZEN」フローズンの製造法
4.爛漫「FLOZEN」フォローズンの楽しみ方
5.まとめ
通常の日本酒は、醪タンクで発酵後、上槽(搾り)→貯蔵タンク→火入れ殺菌→貯蔵タンク→濾過(ろか)調合→熱酒充填の多くの工程を経て火入商品になります。一方、生酒は、上槽(搾り)→貯蔵タンク→ビン詰め→冷蔵ビン貯蔵の短期間の工程で商品となります。
生酒の美味しさは、搾りたての華やかな香りと米の旨味を持つフレッシュでふくらみのある酒質が特徴ですが、酵素が活きているため熟成スピードが速く、ややもすれば生老香(なまひねか)などのオフフレーバーが発生するケースがあります。一方、火入酒は火入殺菌により酵素が失活しているので酒質は安定していますが、商品までには、火入殺菌や多くの工程により、搾りたてのフルーティな香りの飛散や、残存炭酸ガスなどのフレッシュさが少なくなる場合があります。
この2つの問題をクリアした商品が瞬間凍結純米吟醸生酒の爛漫「FLOZEN」フローズンです。
「搾りたて」をご自宅で・・・・をコンセプトに、搾りたての生酒の風味を瞬間凍結した画期的な商品が爛漫「FLOZEN」フローズンです。 爛漫「FLOZEN」フローズン瞬間凍結純米吟醸生酒は、搾りたての生酒を瞬間凍結機を使用し、急速に凍結することで、酒蔵でしか味わえなかった生の風味をそのままお楽しみいただける商品です。従来の冷凍では、ビンが破損したり、成分が分離して味が変化することもありましたが、−30℃で一気に瞬間凍結することでそれらの問題をクリアしました。凍結している間は品質の変化がないため、数年前、数十年前の搾りたての生酒を時空を超えて食卓で楽しむことができます。
原料米は秋田酒こまちを使用し、60%まで精米し、低温長期発酵させて醸した純米吟醸生酒です。
自動圧搾機で搾った清酒を孔径0.2マイクロメートルの細かい中空糸フィルター(SFフィルター)を通して、酵母菌や乳酸菌などの微生物やタンパク質などのオリを除去します。その後、低温室でレイメイという機械を使い、手作業でビン詰めを行います。打栓後に「凍眠」という機械で、−30℃で約30分かけて瞬間急速凍結させ、できた商品も−20℃で凍結貯蔵します。
瞬間急速凍結の場合でも、液体が膨張し打栓したにもかかわらず、液体があふれる場合があります。安全性を確保するため、爛漫「FLOZEN」フローズンでは、720ml用のビンに710ml、300ml用のビンには290mlにしております。
この商品は、凍った状態で流通し、凍った状態で購入する商品です。自宅で、または飲食店で楽しむ場合の3つの解凍の方法をご紹介します。
①流水解凍
解凍目安時間:20~30分
凍ったビンのまま、容器に入れ流水で解凍します。ビンは出来るだけ立てます。
②冷蔵庫解凍
解凍目安時間:3~4時間
ビンを立てたまま、冷蔵庫内で解凍します。結露しますので、布などを敷くことをお勧めします。
③常温解凍
解凍目安時間:1~2時間
ビンを立てたまま、常温で日の当たらない場所で解凍します。結露しますので、布などを敷くことをお勧めします。
解凍後は、ゆっくりと上下反転後に、なるべく早くお召しあがりください。また、一度解凍したら再凍結しないで下さい。まれにビンが破損する場合もあります。
蔵元で搾りたてのフルーティでフレッシュな純米吟醸の生酒を楽しめる瞬間急速凍結生酒 “爛漫「FLOZEN」フローズン”をぜひ一度お試しください。親しい友達と、そして特別な日のアイテムとして、盛り上がること間違いなし!暑い夏には、冷やで飲むと身も心も涼しさを満喫できます。
“酒蔵”でしか味わえなかった香りや旨味が、時空を超えてグラスの中に蘇ります。